ウィッチャー 狼の悪魔 ネタバレ感想

Netflixで2021年8月23日から公開されたウィッチャー 狼の悪魔を見てみました。
映画がとても気に入りましたので感想を書きたいと思います。
ネタバレが多いので未視聴の方の閲覧はご注意ください。

ウィッチャー 狼の悪魔 感想

見始めたきっかけ

ウィッチャー3にハマったのがきっかけで、その後もカードゲームのGwentを続けたり、Netflixのドラマを見ていました。
主人公がVesemirの若かりし頃でだいぶ印象が違いますね。
ウィッチャー3ではゲーム開始からの頼りになる師匠ポジションのキャラだったのに、死亡する運命にあるキャラで印象が強いです。

初見感想

ウィッチャーのコンテンツだったので期待も大きかったのですが、非常に満足できるダークファンタジーでした!
アクションシーンが多く、話も大人向けで楽しめました。
冒頭から容赦のない展開で引き込まれました。

Vesemir


Vesemir師匠 かっKEEEEEEEEEEEE!!!!!と心の中で叫びながら終始アクションシーンを堪能していましたw
最強ヒーロー系は好みなのでとても楽しめました。
それにしてもゲーム版と変わりすぎてない?
ウィッチャー3ではヨボヨボ爺さんな印象だったため、映画と比べるいい意味で格差がすごかったです。
ゲーム版では生真面目でまともな性格でしたが、映画の始まりでは「世の中金が全て」と言わんばかりの派手さ/チャラさで、Vesemirキャラ変わっているな~wと思いながら見ていました。
中盤以降はシリアス展開になっていきますが、やはり心根はまともで好感度が中盤から鰻登りでした。

Tetra


最初はまともな印象で、初印象は悪いけどVesemirと打ち解けてHappy endパターンか?と予想しながら見ていました。
中盤の魔法の詠唱シーンが気合入っていて最高でした。
これがFantacy浪漫ですね。
結局今回の魔物騒動はウィッチャー側が悪いためTetra主導でWitcher殲滅戦が始まりましたが、これはDeglanなどのWitcher側が悪いですね。
かといって魔物の集団を召喚して戦わせたり、結局Witcherを殲滅しようとした目的が昔の恨みを晴らすための私怨だったなど、Tetra側にも一部問題があり、終盤になってVesemirとは対象的に好感度が急降下していったヒロインでした。
Vesemirと善戦するも死亡して終了。
このストーリーの後味の悪さも確かにWitcherでしたねw
戦闘能力が高く、最後はVesemir負けたか?と一瞬不安になりましたが、師匠に助けてもらって事なきを得ました。
Deglanの介入がなければVesemir負けてましたね。

Deglan

Vesemirの師匠。
Witcherの利権を守るためモンスターを量産するのはいただけない。
Tetra戦では最後一死報えたけど、ケィアモルヘンは崩壊状態に。
Vesemir幼少期時代の悪魔払いのシーンは良かったです。
貧困で苦しんでいるVesemirにはWitcherが稼いだ大量の金貨を見せるのは非常に効果的でした。
DeglanがVesemirに言い放った「恐怖と無知は金になる」の言葉は現在にも通じる耳の痛い言葉ですね。

Lady Zerbst


Tetraがヒロインと見せかけて本作の真のヒロイン。
Vesemirの幼馴染で、Vesemirの老化が遅れているため老いの差が顕著に現れています。
Vesemirとの愛情深い関係の末、最後に念願だった湖畔の家に一緒に住むことを想像するシーンは心に刺さる名シーンでした。
GeraltとYenneferの複雑な愛情関係とは対象的に、VesemirとZerbstは悲劇的ですがシンプルに一途で美しい関係だなとしみじみ思いました。

Geralt

最後につながった新の主人公Geraltさん。
草の試練や防衛戦を生き延びた結果成長していった事実が感慨深いです。
Vesemirが推定70~80歳だと思うので、年は思ったより結構離れていますね。
最後にVesemirがGeraltに言ったのは「ためらうのを許すのは今が最後だ」は
かつて自分がDeglanに言われた「ウィッチャーは決して躊躇わない」を体現したセリフで、Vesemirが指導者として成長したことを裏付ける良シーンでした。
今は世間の憎しみがWitcherに向けられているが、Monsterが出現するとまた情勢も変わると諭したことで、Geraltは一番先にメダルを拾って決意を表明し、エンドロールとなりました。

あとがき

1時間20分と短めな映画ですが、戦闘シーンがとにかく凄く満足度が高かったです。
ストーリーも幼少時代→青年時代→ケィア・モルヘンの殲滅戦と展開が早く、中だるみすることはありませんでした。
英語で楽しめる大人アニメ向けは貴重なので、お気に入りの作品の1つになりました。
テーマとして種族差別といった重い内容が入っていたり、グロシーンも耐性がないと厳しいですが、これらが問題ない人は気にいる作品だと思います。
さらなるスピンオフシリーズにも期待したいところです。

 

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